①塚本数学クラブ
1合格率5点
特に早慶附属に限って言えば、個人塾の強みを活かして非常に高い合格率を誇る。
2カリキュラムの質4点
個別対応の手作りテキストと読書を通じた育成を重視しています。
3指導体制4点
週に一度、各教科3時間の授業を提供し、数学では日曜日に質問教室や補講を実施しています。英語では、中学3年生から特別なプログラムに基づく指導を行い、難関校受験に必要な英語力を育成しています。また、効率的な学習を促進し、生徒が自身の実力を定期的に評価する環境を提供しています。
4生徒サポート3点
生徒のモチベーション維持のために公開テストを定期的に実施し、自己評価の機会を提供しています。
5親へのサポート判定不能
全く明らかになっていないことから、重視していない可能性が伺える。だが、そもそも親が関与すればするほど子供の主体性は失われると考えられるため、重視していないからこそより効果的な学習が行われているのかもしれない。
6その他特別情報
特に数学はしっかり、早慶附属の問題を自力で解ける先生に直接教わることができるので、優位性がある。早慶附属ということに限って言えば問題ないが、普通の受験をする場合には特に力を入れていないので、大手塾にさえ劣ってしまう要素もある。
②高校受験専門塾AlmaMater
1合格率5点
合格率自体は塚本数学クラブ同様高いが、特別早慶を塾で押すわけではないようなので、そもそも早慶を志望していない生徒に偏る年もある。
2カリキュラムの質5点
生徒一人一人の出来不出来に合わせて柔軟に科目単位で飛び級する制度もある。
3指導体制4点
平成初期からの過去問を難易度順に並び変え、市販されている解説よりも自力で解けるようになることに重きを置いたオリジナル参考書(一般受験生も一部購入できるが、1冊1単元で1万円と高価。内部生は全て無料)を用意するなど、本番の実際の問題の得点力に重きを置いている。
4生徒サポート4点
親身であることは間違いないが、あくまで志望校基準でのサポートであるため、ついていけない生徒も出ている。
5親へのサポート3点
全ての受験生の保護者からの質問、相談を公式LINEで受け付けているが、親よりも生徒を優先しているようなので3点とした。
6その他特別情報
塾として特別早慶だけに特化はしていないので、その空気感を求めるのであれば合わない。ただし、早慶も例外なく、この塾以上に例えば慶應の2次面接等への情報を知っていたり、合格に必要な各種対策が充実している塾は見当たらない。その自信、余裕からかとても有益な情報をyoutubeメディア「難関高校受験チャンネル」で不定期で稀に公開している。
③駿台中学部
1合格率2点
そもそも早慶附属に重きを特別においていないため、若干低い評価。
2カリキュラムの質2点
カリキュラムが悪いというより、良くも悪くも大手塾の普通なため、得意科目、苦手科目のない受験生には特に問題ないが、そのような受験生はほとんどいないため2点とした。
3指導体制1点
全く早慶附属を意識していないし、個別のフォローも薄いので1点。
4生徒サポート1点
特に通っている生徒はサポートされていない。ただ授業を見たいという人にとってはオンラインで視聴できるので楽ではある。
5親へのサポート2点
特に秀でているものは何もない。駿台予備校(大学受験部)や駿台テストセンター(模試)と完全に運営が別であり、その2つの質の高さを期待して駿台中学部を利用すると裏切られる。
6その他特別情報
早慶附属に特別にどうこうというのはほとんどない。
特に塾が一人一人コミットすることもないため、落ち着いた起伏のない受験生活を送ることができる。言い換えれば、塾の意味という部分では一番少ないともいえるが、既に充分志望校の合格ラインを超える見込みであり、とりあえず最低限の勉強習慣を維持しておけばよい受験生には一番向いている。
④早稲田アカデミー
1合格率3点
人数が多いゆえに平均に近づいてしまうの仕方ない。
2カリキュラムの質2点
エクシブのSK1クラスに中1よりついていけるのであれば、一人一人へのカスタマイズはないが「塚本数学クラブ」「AlmaMater」と変わらないくらいの水準である。それ以外のクラスや一般校舎はどうしても新入生の受け入れを優先されるため、質が悪い、効率が悪いと言わざるを得ない。
3指導体制3点
3年生になると通常授業と同じくらいのウエイトで早慶附属レベルの問題を繰り返すオプションコースに参加することになるので、一定の対策を行うことができる。
4生徒サポート2点
講師ガチャのところがある。授業時間以外の給与はほぼ出ないので、暇でやる気のある大学生に運よく担当してもらえると当たりである。
5親へのサポート3点
駿台予備校と同様な部分があるが、現場の裁量が出る部分もあるため、やる気がある社員に当たると、他校舎よりも有益な情報をもらえることが一般校舎だとあり得る。
6その他特別情報
元々5年前くらいまではとりあえず早慶なら早稲アカというブランディングで突き進んできたが、近年は中学受験に力を入れているため、中学受験と高校受験を一つの校舎で同じ先生が見るという経営システム上現場に責任はないが、最近はイメージほど早慶に向いているとは言えないが、それでも大手塾の中では候補に挙げるべきなのは揺るがないといえる。
管理人情報
塾講師として20年以上にわたり、大小様々な塾を渡り歩いてきた。気づけば自分の人生で唯一その経験くらいしか誇れるものがない、社会に価値のある情報を届けられないと気づき、当ブログをはじめてみた。